第3回目 観光と香り: イベントを香りで演出

2018年2月16日〜17日

第3回TOMODACHIふくしま香LINKプログラムは下郷町中山地区で開催、福島県下郷町中山地区で毎年開催される「なかやま雪月火」を香りで演出しました。福島の壮大な雪景色と数千ものかまくら、そしてキャンドルが織りなす幻想的な美しさは日本夜景遺産にも登録されています。

今回は初めて雪舞台の一部を香りで彩りました。参加者の紡いだ「なかやま雪月火」の物語とそれに合ったなかやま雪月火の香りをアロマキャンドルに込めて展示しました。参加者には「福島県の観光への香り活用」というテーマのもと、なかやま雪月火実行委員の方との交流、なかやま雪月火イベント設営、そしてイベント本番を体験し、次回の「福島県の花見×香り」へ向けてのディスカッションを行いました。

プログラムの前半では、なかやま雪月火の設営がメインとなりました。担当した2つのかまくらのうち、1つ目のかまくらはプログラムの過程で生まれた「雪月火のストーリー」からインスパイアされたデザインをもとに製作。かまくらの中はなかやま雪月火の香りが優しく漂います。

かまくらを取り巻くように作られた壁には、2017年度 TOMODACHI 香LINK プログラムの活動風景写真の展示となかやま雪月火の香りのアロマキャンドルで演出。

写真や絵がおさまる壁作り、ネコ型のかまくら作りはみんなで試行錯誤しながら力仕事もみんなで協力して理想の完成像に近づけることができました。

そして2つ目のかまくらは、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントのシニアアートディレクターである森澤有人さんによってデザインされた滑り台つきのかまくら。中では「なかやま雪月火のストーリー」映像を流し、香りで演出。外にはワクワクするような仕掛けの滑り台が作られ、学生メンバーも大人も子供に戻ったようにはしゃぎながら大きなかまくらを完成させました。

かまくらが完成したあとの点灯式では作ったかまくらに光と香りが組み合わさり、雪景色の中にメンバーみんなのふくしまを想う気持ちに明かりが灯ったようでした。 今回のプログラムでは参加者をはじめ、なかやま雪月火来訪者の多くからも、香りを導入することでかまくらの印象が大きく変わったと感想が寄せられました。 

後半は次回のプログラムに向けて、「福島県の花見×香り」をテーマにグループ・プレゼンテーションを行いました。

3つのグループがそれぞれ全く違うアプローチで香りの観光への活用方法を考えました。プレゼンテーションでは、青山ケンネルインターナショナルの澤地弘平専務、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントのシニアアートディレクター 森澤有人さんや株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所ビジネスプランナー星亜香里さんから商品デザインに関するお話をお聞きしたり、そのほか多くの社会人参加者の方々から貴重なアドバイスを頂き、考えを前進させました。

今回、プロジェクトに参加した学生たちからは経験することで香りに対する考えが変わった、自分で事業内容を考えてそれを形にすることの難しさを感じたと感想をもらいましたが、社会人参加者も学生たちの柔軟な考えに刺激を受け、香りの可能性を改めて感じた2日間となりました。