日本メタルフリー歯科学会に参加してきました。

こんにちは。 表題の通りなのですが・・・ 日本メタルフリー歯科学会の学術大会に参加してきました。 非常に多くの情報を得ることが出来、嬉しい限りです。 保険内で「銀歯」として使用されている金属は金銀パラジウム合金と呼ばれるものを使用しています。 このリスクについては20年くらい前からテレビを始めとして多くの媒体で言われるようになってきましたが・・・ この学会に所属し、金属アレルギーについて知識を深めれば深めるほど、恐怖を感じますね。 ですが、現実問題「長期予後」を保険内の材料で考えた場合、残念ながら金銀パラジウム合金が第一選択になってしまいます。 コンポジットレジンもその物性の向上により「適切」な症例選択を行えば金属の詰め物よりも経過は良好なことが多いです。 なので保険診療であれば、 小さいものは可能な限りコンポジットレジンで治療して、虫歯のサイズが大きくなってきたり、かみ合わせや咬合力・クラックの有無などによっては金銀パラジウム合金を使用するのがベターとなりますね。 ですので、まぁうちに関して言えば今まで通りの診療で大丈夫そうです。 最近はパラジ

『良い歯の日の催し』に参加してきました。

こんにちは。 昨日は取手市歯科医師会のイベントで取手歯科衛生専門学校で「良い歯の日の催し」に参加してきました。 殆ど検診担当をしていましたが、最近は本当に虫歯になっている子が少なく、その代わりに歯並びが悪くなる可能性が高い子が非常に増えてきている印象を受けます。 この辺の医院さんはHPを作っていないところが多い為、予防矯正(Ⅰ期治療)を行っている医院がどこなのかは私もよく分かりません・・・。 ただ、言えることとすれば、 「出来れば本格矯正(Ⅱ期治療)に移行することが可能な医院さんで予防矯正を行っておく」 ことをお勧めします。 そうすれば本格矯正が仮に必要な状態になったとしても追加の費用について便宜を図ってくれたりってこともありますし、何よりも状況がよく分かっているので、スムーズに移行できますからね。 ちなみに、うちの予防矯正はほとんどがプレオルソを使っています。 (プレオルソについてはこちら) 基本的に6~8歳頃に治療をスタートして・・・正しく使用すれば1~2年程度で終了することが多いです。 犬歯が生えてくる10歳以降では上手く奏功しないこともあ

詰め物が欠けたまま放置した結果・・・

こんにちは。 ここ最近肌寒くなってきましたね。 暑がりな私も流石に日常生活で長袖を着る機会が増えてきました。 こういうタイミングで風邪をひきやすくなるので、注意してくださいね。 さて、皆さんのお口の中には欠けた或いはひび割れた詰め物・被せ物ってありませんか?! また、治療が完了したからと言って定期検診をサボっていたりしませんかね? このブログでもしつこい位に言っていますが・・・ 「一度治したところは自費保険問わず、必ずまた虫歯になります!」 身の回りの「物」で考えて貰えば分かりますが、一生を通して使える物ってまずないですよね。 歯の治療というのは、虫歯等に罹患した体の一部を別の「物」に置き換えています。 特に口の中なんて、熱いもの(お鍋など)を食べると70℃を超えて、アイスを食べるとマイナスまで一気に行きます。 歯科も湿度は唾液があるので、常時100%近く。 こんなに物質を劣化させる環境って地球上には存在していないんです。 そのため、その歯の治療を行った所は必ずまたどこかでダメになってしまうんです。 だからこそ定期検診などを通して、早めにトラブル

下顎前歯ダイレクトボンディング

こんにちは。 最近、割と遠方から車や電車で来られる患者さんが増えてきました。 インターネットやHPで調べて来てくださっているようで、じりじりとこのHPの認識が増えてきているようなので良かったです。 さて、本日は、 最近増えてきた前歯のダイレクトボンディングを載せていきたいと思います。 今回は下の歯ですね。 術前取り忘れたので、虫歯を取り除いた状態からのスタートです。 虫歯を取り終わった段階で、見た目上は歯の半分が無い状態です。 表層を残しているので半分残っているように見えていますが、実際は1/4程度しか残っていない状態です。 通常この場合だと治療の選択肢ではクラウンを挙げられることが多いかと思います。 しかし、毎回説明していますが・・・ 歯の治療というものは何回でも無制限にやり直せるものではありません。 治療の回数を重ねれば重ねるほど歯をどんどん削っていきますので、治療の難易度は上がり成功率は下がっていきます。 これも毎度書いていますが、 歯の治療とは「回数券」のようなものです。 ダイレクトボンディングは非常に歯を温存出来る治療法ですので、回数券

Q&A~今まで痛くなかった歯を治療したことで痛みが出てしまうのか~

こんにちは。 当院で虫歯治療を行い、次に来た時に症状を聞くと「痛みが出た」という方が一定数いらっしゃいます。 虫歯の治療や神経の治療など痛みがでる可能性がある処置を行ったときは、必ずその説明とそれを書いた紙をお渡ししているので、あまり不安にならずに済んだと言ってもらえることが多いので、紙を作成してお渡ししてよかったなぁと思っています。 歯チャンネルで回答していても、処置を行った後に痛みが生じたことを相談される方が多くいらっしゃいます。 ですので、今回はなぜ「今まで痛くなかった歯を治療したことで痛みが出てしまうのか」を詳しく書いていきたいと思います。 まず、 ☆正常な歯の構造☆ から書いていきます。 一般的にあまり知られていませんが、歯とは大きく分けて3つの層で構成されています。 一番表層に存在しているのが人間の体の中で最も固いと言われる「①エナメル質」 その内側に存在しており、歯の大部分を占める「②象牙質」 その更に内側に存在しているのが血管組織と神経で構成されている「③歯髄」 です。 ①のエナメル質の構成は  ・96%のリン酸化カルシ

上顎小臼歯ダイレクトボンディング

こんにちは。 そういえば保健所の立入調査の際に担当者の方からうちのHPについては特に指摘などはありませんでしたが・・・ 一般的なHP上の違法行為についての話がありました。 その中で言われたのが、「HPで症例を出す際には患者が誤解をするようなことは書かないように」とのことでした。 またなかなかに難しい表現ですが・・・ 「所謂チャンピオンケースしか載せていないとかですかね?」と聞いたら「そうですね。それとか患者の口コミを載せているとかです。」と言われました。 チャンピオンケースというのは要は非常に上手くいった100点満点の症例ということです。 それのみを載せて、あたかも全員が全員このレベルの治療を行っていますよ~!と出すことです。 でも実際には人間なので常に100点を取り続けられる訳じゃないですよね? なので、そういった上手くいったケースのみを載せるのはダメという事になっています。 うちのHPは、保険も自費もありのままを載せているので、特に保健所さんから何も言われなかったんだと思います。 保険診療ではなかなか写真を撮る余裕が無いので、どうしても自費診

犬歯ダイレクトボンディング

こんにちは。 お盆だというのに台風が来てしまい、色々な方に影響が出てしまっているようですね。 西日本出身の私からすると、関東圏での雨風は非常に弱く感じますが、慣れていない方々からすると結構強く感じるのでしょうね。 危ないことに変わりはないので、台風が来た時にはなるべく不要な外出しないようにしましょうね。 さて、今日は犬歯のダイレクトボンディングです。 今までのブログでもしつこく書いていますが、 「歯というものは一度無くなってしまうと元に戻すことは出来ません。」 だからこそ、適切なタイミングで治療に入り、適切な治療方法・適切な材料で修復していくことが非常に大切になってきます。 例えば、今回のケースもそうです。 画面中央の歯が、今回処置を行った歯ですが、 既に結構広い範囲で保険適用材料である「コンポジットレジン」にて充填されてあります。 ただ、あからさまに中が黒くなってしまっているのが分かると思います。 裏の方にも薄く広く詰められてしまっていますので、先生によってはクラウンを選択されてしまうケースかと思います。 クラウンとは非常に大きく歯を削って上に