乙武さん、役立つ「性教育」って、どうすれば導入できますか?

前回は、乙武洋匡さんに、メディアで伝える限界、政治家をめざした経緯、現在の心境などをインタビューしましたが、(前編はこちら) 今回は、子どもたちにどうすれば政治に興味を持ってもらえるのか、 さらに、実情に即した性教育をどうやれば現場に導入することができるのか、 私たちの笑下村塾の活動内容へのアドバイスをいただきました。 杉並区立杉並第四小学校教諭として3年間、教壇にも立たれていた乙武さんに性教育や主権者教育を学校現場でやる裏技を聞きだしました。 小学生に「選挙に行こう」はまだ早い? ――私たちの話をさせていただくと、笑下村塾は、「意識」の部分で社会を変えていきたいと考えています。というのも、どんなに想いのある政治家でも報われない、政治を変えられない現実があります。でも、さきほど乙武さんがおっしゃったように、意識が変われば、制度も変わるわけですから。私たちは、その「意識」の部分を頑張ろうかなと。具体的には、主権者教育(若者の政治的リテラシーや政治参加を育む教育)に取り組んでいます。それこそ、小学生に「選挙に行こう」って、彼らが選挙に行くのは10年後

「メディアではできないことを、政治で実現したかった」乙武洋匡が語る政治への覚悟

統一地方選、参議院選挙と2019年は選挙イヤー。 「私の一票なんて意味があるの?」ーー年間2万人に出張授業を届ける笑下村塾では、こんな声が寄せられる。政治家って、そもそも何をしているのか。政治家に私たちの想いを託すことなどできるのだろうか。 一度は政治家を志した乙武洋匡さんに、「政治家が何をできるのか」笑下村塾の創業者のたかまつななと代表相川美菜子が、インタビュー。“あの騒動”で吹き飛ばされてしまった、乙武さんの政治への思い、現在の心境についてお聞きしました。 20代、政治家にならず世の中を変えたかった ――ずっと前から、政治家を虎視眈々と狙っていたんですか? いや、本当はなりたくなかったです。ずっと避け続けてきました。 ――え、政治家になりたくなかったんですか? そりゃそうですよ。あんなに割に合わない仕事はないです。常に監視されるし、自分の時間はまったくないでしょう。できたら、「政治家」にならずに世の中を変えたかったのが本音です。 ――では、どうして政治家になろうと思われたんですか? 僕が『五体不満足』という本を出したのが1998年、22歳の時