小泉地区の民話「小泉小太郎物語」「大日堂の蜘蛛」

川西に数多く伝わる民話。 今は知る人も少なくなっていますが、「川西郷土研究会」がその民話を守り伝えていこうとしています。 今回は、川西の小泉地区に伝わる民話をご紹介します。 【小泉小太郎物語】 西塩田の手塚にある鞍ヶ淵に住んでいた蛇。 蛇は里人に見つけられ、里人が抱いていた赤子を空に投げ上げて、淵深くに隠れた。 その赤子は小泉山に落ち、この里の老婆に拾われ、育てられた。その赤子が小泉小太郎である。 老婆は小太郎を天から授かった子だとして大事に育てた。 小太郎が7・8歳の頃のある朝、老婆は小太郎に「薪がないから山へ薪を取りに行ってくれ」と言いつける。 小太郎は裏の山へ登っていったが、昼頃になっても帰ってこない。老婆が心配していると、ハギの小束を背負って帰ってきた。 小太郎は「この束は家の外でほどいてください」と言ったが、老婆は夕食の用意でへっつい(竈)のそばで束をほぐしてしまう。 すると、束はみるみるうちに膨れあがり、屋根を押し上げた。小太郎は小泉山のハギを根こそぎ取って束にしたのである。そのため、小泉山にはハギが絶えたといわれている。 この民話は