北上守俊助教の研究が杉浦地域医療振興助成に採択されました

作業療法学科の北上守俊助教の研究が,公的財団法人杉浦記念財団 第8回杉浦地域医療振興助成に採択され,授与式に出席しました. 北上助教は,認知機能や身体機能に障がいのある方やシニア層の就労を主とした社会参加に関する支援方法の開発や研究に取り組んでいます.また,杉浦記念財団は,医療従事者及び介護福祉従事者等の多職種が連携して「地域包括ケア」「健康寿命の延伸」を実現しようとする研究を助成しており,北上助教の研究活動が研究助成に採択されました. 新潟県を中心に障害者や高齢者の就労支援がさらに発展することが期待されます. 北上助教のコメント: 人は働くことで,人生をより豊かにします.一方で,脳損傷や加齢の影響で認知機能が低下し,働きたくても働き続けることが難しくなることがあります.対象者本人の「働きたい!」を叶えるためには,対象者自身の努力だけでは限界があり,周囲の理解がとても大切です.この度の活動を通じて,1人でも多くの方に,それらの理解を深めていただくきっかけ作りが出来れば幸いです. 研究助成の内容: 公益財団法人杉浦記念財団 第8回杉浦地域医療振興助

浅尾章彦助教らの研究論文が国際誌「NeuroReport」に掲載されました

作業療法学科の浅尾章彦助教らの研究論文が国際誌「NeuroReport」に掲載されました. 浅尾助教は,手足の筋肉や神経に対する磁気刺激(末梢性磁気刺激)を用いた神経リハビリテーションの開発について研究を行っています.本研究では,末梢性磁気刺激を腕の筋肉に行う際中に運動のイメージを行うと,磁気刺激のみを行う場合と比較して,皮質脊髄路(脳から筋肉へと指令を伝える神経路)の興奮性が大きくなることを明らかにしました. 本研究は,作業療法学科15期生 池田春香さん(在学時 浅尾ゼミ所属)と共に行った研究です. 研究概要とコメント: 手足の筋肉や神経に対するパルス磁気刺激は末梢性磁気刺激と呼ばれ,脳卒中などに対する新たな神経リハビリテーション方法として注目されています.末梢性磁気刺激により皮質脊髄路(脳から筋肉への運動の指令を伝える神経路)の興奮性が増大することは既に明らかになっていましたが,本研究では,腕の筋肉に対する末梢性磁気刺激の最中に運動のイメージを行うことが,末梢性磁気刺激のみと比較して,皮質脊髄路の興奮性を大きくするかを検討しました.結果,末梢

外川佑助教らの活動「高次脳機能障害者の運転再開支援_新潟モデル」が日本作業療法士協会機関誌で紹介!!

最近は、高齢者や認知症、てんかんなど運転に支障のある一定の病気を持つ者による交通事故が社会的に大きな問題となっています。新潟県のような地域では、自動車が運転できないと地域生活が成立し難いという問題もあります。 私たち作業療法士が対象とする作業というのは人が生きていく上で営まれる生活行為の全てを指します。この生活行為の中に地域での移動手段として、自動車運転も含まれます。 本学科の外川佑助教は、新潟県において、「障害と自動車運転に関する研究会」の世話人として、脳損傷者や高次脳機能障害者の自動車運転再開支援および啓発活動に関わっています。 この度、「障害と自動車運転に関する研究会」と新潟県運転免許センターや新潟県指定自動車教習所協会とが協業して運用している「高次脳機能障害者の運転再開支援_新潟モデル」が日本作業療法士協会の機関誌で紹介されました。 また、2018年6月に神奈川県の運転免許センターにおいて、日本で初めて作業療法士が配置されるなど、作業療法士の活躍のフィールドが拡大しております。 今後も対象者に還元できるよう活動を進めてまいります。

浅尾章彦助教の研究論文が「バイオメカニズム学会誌」に掲載されました

作業療法学科の浅尾章彦助教らの研究論文が「バイオメカニズム学会誌」に掲載されました. 浅尾先生は,手足の筋肉や神経に対する磁気刺激(末梢性磁気刺激)を用いた神経リハビリテーションの開発について研究を行っています.本研究では,磁気刺激を行う際に発生する音(クリック音)が足への磁気刺激の検出を敏感にしていることを明らかにしました. 本研究は,作業療法学科14期生 青木優弥さん(在学時 浅尾ゼミ所属)と共に行った研究です. 研究概要とコメント: 手足の筋肉や神経に対するパルス磁気刺激は末梢性磁気刺激と呼ばれ,脳卒中などに対する新たな神経リハビリテーション方法として注目されています.磁気刺激は,磁場を発生させる際に音(クリック音)が生じます.このクリック音が,筋肉や神経への刺激に影響を及ぼしているかは明らかではありませんでした.本研究では,通常の磁気刺激の条件とクリック音を遮断した条件で,足に対する磁気刺激の検出を比較しました.結果,磁気刺激時のクリック音は,足への刺激に対する感度を向上させていることが明らかになりました. この研究で得られた結果を,新た

能登真一教授が編集・執筆,外川佑助教が執筆を担当した「標準作業療法学 高次脳機能障害作業療法学第2版」が出版されました

作業療法学科の能登真一教授が編集する「標準作業療法学 高次脳機能障害作業療法学第2版」が出版されました.本書では,能登真一教授が編集に加え,高次脳機能障害作業療法の基礎部分および各症状の評価と治療について執筆も担当されています.高次脳機能障害と自動車運転について外川佑助教が執筆を担当されています. 能登先生からのコメント: この度,高次脳機能作業療法学を改訂しました.高次脳機能は記憶や注意,行為といった人間の日々の活動において決して欠かせない脳の機能で,人間らしさを作り出している源と言えるものです.ただ,その障害のメカニズムや障害像を理解することは難しく,OTを目指す学生にとっては最も苦労する科目の代表格と言えるでしょう.第2版では,その点を少しでも理解しやすいように,図表を増やし,カラー印刷にし,そして症状の動画を見ることができるようにしました.手前味噌ですが,たぶんこれ以上のテキストはないと自負しています. 書籍情報: 標準作業療法学専門分野 高次脳機能障害作業療法学第2版.医学書院,2019. https://www.igaku-shoin