4年生の鈴木萌水さんが日本マーケティング学会カンファレンスに参加!

去る10月20日(日)、法政大学市ヶ谷キャンパスにおいて、日本マーケティング学会が主催する「マーケティングカンファレンス2019」が開催されました。 研究者だけでなく、多くの実務家も参加するこの学会。 今年は680名もの来場者を集め、“Twitter時代の世論形成と、マーケティング”をテーマに、13のリサーチプロジェクト・セッション、2つのランチョンセッション、そして69件のオーラルセッションと、61件のポスターセッションが行われました。 森川研からは4年の鈴木萌水さんがポスターセッションに参加。 現在彼女が卒業研究として取り組んでいるロケーションツーリズムについて発表しました。 「ロケーションツーリズムがもたらす真の恩恵とは何か ~フィルムコミッションの視点より~」と題した今回の発表。 まずはステージ上で発表内容を1分で報告する"ポスターレビュー"の登壇から始まりました。 そしてセッション会場に移り、次から次へと途切れることなく訪れる来場者に研究内容とこれまでの成果を説明します。 初めての学会参加、しかも研究や実務のプロ相手に話さなくてはいけな

映画『フリーソロ』に見る準備の大切さ

少し前ですが、本年度のアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『フリーソロ』を見てきました。 “フリーソロ”とは高い崖や岩肌を、ロープや安全装置等一切使わずに素手で登るクライミングのことで、本作の主人公はその若き第一人者アレックス・オノルド。 カメラは、彼がカリフォルニア・ヨセミテ国立公園にそびえる970メートルの絶壁エル・キャピタンに挑む様子を追います。 映画を見るまで、私は「きっとこの映画は命綱なしで岩をよじ登る命知らずなアウトローの物語なんだろう」と思っていました。 常人にはわからない超人的メンタリティの持ち主を取り上げたドキュメンタリーに違いない、と。 しかし、私の予想は見事に裏切られました。 なぜアレックスがフリーソロに挑めるのか。 それは、しっかりと事前に準備をするからなのです。 ロープや装具を付けて(つまり命綱がある状態で)、アレックスはエル・キャピタンのクライミングコースを何度も何度も辿ります。 練習中はもちろん失敗して転落し、ロープに助けられることもしばしば。 それでも彼は諦めることなく、ストイックに練習を続けるのです。

住むようにロンドン滞在したいなら

今回は、ロンドンの宿泊事情について書きたいと思います。 ロンドンにはこれまで何度か訪問し、ドミトリー、B&B、ホテルと、さまざまな形態の宿を利用しましたが、基本的にどこも「高い!・古い!・狭い!」という三重苦を抱えているという印象。 3階や4階の部屋でもエレベーターがなく、狭い階段を、重いスーツケースを持ってヒーヒー言いながら上ったり、部屋が狭すぎてスーツケースを広げられない、なんていうこともザラ。 それなのにロンドン中心部だと1万円以上するのは当たり前でした。 今回の出張でも同じような体験をしなくてはいけないのかな…と思っていたのですが、たまたま、学会の会場に近く、空港から地下鉄の乗り換えなしで行ける場所にアパートの部屋貸しがされているのを見つけたのです。 値段もホテルと同等。 というわけで、今回初めてロンドンでアパートに滞在することにしたのでした。 鍵は、事前にオーナーとメールでやり取りをして、キーボックスの暗証番号など教えてもらい、現地到着後、自分で取り出して部屋に入ります。 ですから、チェックイン、チェックアウトといった面倒な手続きは不要

「さよならくちびる」とクィア・ベイティング

卒研生の中にLGBTマーケティングに関する研究をしている学生がいます。 その学生と先日、個別面談をした際、“クィア・ベイティング”という言葉を初めて知りました。 皆さんは“クィア・ベイティング”ってご存知ですか? クィア・ベイティングとは、「性的指向の曖昧さなどをほのめかして世間の注目を集める手法」のこと。 最近、アメリカの歌手アリアナ・グランデが新曲の中で「女性も男性も好きかもしれない」と歌い、同性愛者を釣るためのクィア・ベイティングなのではないかと批判されたそうです。(参考記事はこちら) 他にも、英TVドラマ「シャーロック」の中の、シャーロック・ホームズとワトソン博士の関係も、あからさまに同性愛関係が描かれることはありませんが、そういう感情を匂わせる表現が随所にあり、クィア・ベイティングな作品だと言われています。 私は「シャーロック」の大ファンですが、確かにふたりの関係は恋人のようだと感じてしまいます。 こういった作品作りは、LGBTコミュニティに対する戦略的なマーケティング手法だと言われています。 さて、話は変わって、先月末から「さよならく

2019年度卒研生募集開始!

この研究室が立ち上がって、早いものでもう1年。 いよいよ新しい学生を迎える時期がやってきました。 来週、再来週と卒研室を公開し、現3年生に森川研の説明会を行います。 去年の説明会でも繰り返し言いましたが、この研究室が希望する学生像は、「まじめに研究をしたい人」です。 研究室のテーマは“デジタル・ジャーナリズム”ということになっていますが、私は自分のキャリア上、映画の宣伝から始まって、新聞記者、テレビ番組制作、映像企画・プロデュース業務(実写・アニメ)、企業広報まで、メディア関連の仕事に広く関わってきました。 研究も、メディア/エンターテインメント分野について広範に行っています。 ですから、ジャーナリスティックなテーマでなくても、アニメから芸能まで、皆さんの興味のあるものを研究テーマとして自由に選んでいただいて構いません。 重要になのは、“まじめに研究したいかどうか”です。 こちらはまじめに研究の指導をします。 ですから、卒研生にもまじめに取り組んでもらわなくては困ります。 卒業論文の完成だけでなく、学会での発表や学術論文誌への投稿など、目標を高く

ハゲタカジャーナルにご用心!

学術論文を書くためには、先行研究レビューが重要だということは、創成課題や卒研の授業でたびたび話しています。 学術論文、学位論文(修士以上)、書籍、各種記事など、引用に使える文献はさまざまありますが、自分の研究の後ろ盾として大きく依存していいのは断然学術論文です。 学術論文とは、査読付きのジャーナル論文のことで、紀要論文は該当しません。 私の研究室では、紀要は引用しないように口を酸っぱくして言っています。 しかし、紀要以外にも引用してはいけない論文があります。 それは、あたかもちゃんとした学術誌を装った、ハゲタカジャーナルに掲載された論文です。 世の中には、ジャーナル論文を出したい研究者を餌食にするハゲタカ出版社が数多く存在しています。 こういう出版社が出しているジャーナルは、掲載料さえ払えば査読なしでいくらでも論文を出版してくれるのです。 つまり、ちゃんとした学術ジャーナルには掲載されるはずもないレベルの、どうしようもない論文が世に出てしまっているというわけです。 自分が今読んでいる論文が、ハゲタカジャーナルのものかどうか、見極めるのは容易ではあ