方言から学ぶ服薬指導

私の地元仙台では地方都市ということもあってか、現代では方言を耳にすることが少なくなりました。 しかし、方言にはその地方の雰囲気や温かみが感じられて私は好きです。 私の妻は青森県の津軽地方出身です。 一緒に青森の実家へ帰省すると、津軽弁で一家団欒が始まります。私は会話の内容を完全に理解することはできません。しかし声のトーンや雰囲気でなんとなく会話の内容が理解できます。 今楽しい話をしているな、とか真剣な話をしているな、という感じにです。その時の感覚はなんとも言えぬ心地良さがあります。 しかし、仕事となると事情が変わります。 私が勤める地域は農村地帯ということもあり過半数が高齢者です。 患者さんが今日の出来事や症状について熱心に話してくれるのに、その詳細が理解できないために私は十分な服薬指導ができずにいました。 相槌を打ってやり過ごせるプライベートとは異なり、いかに相手の情報を引き出せるかがカギとなる服薬指導。つまり、会話の成立が不可欠ということです。 そのような感覚で今の地域に来てしまったのです。コミュニケーションが上手くとれず、服薬指導が毎度苦戦

フリーランスと信用

会社員は、意識せずとも会社のブランドを背負っています。これ、当たり前のようで結構すごいことです。 私はフリーランスとなってから痛感しました。当然ですが、営業も契約も全て自分の名前で企業と渡り合うという現実に直面したからです。まさに裸一貫といった心持ち。 しかし、そもそも企業のブランドとはそれまでに獲得してきた信用と実績の積み重ねに他なりません。 かの本田宗一郎も、キャリアのスタートは修理工場の丁稚でした。器用さが社長の目に留まり修理工として頭角を現すと、やがて製造業への転身を社内で主張するまでになります。エンジンの精密主要部品ピストンリング製造に目を付けたのです。 しかし、トヨタに持ち込んだ製品のうち品質検査に合格したのは50本中僅か3本だったといいます。その後、工業高校に入り直し技術を確立した宗一郎は、トヨタの下請けとして製造業への道を切り開きます。 本田宗一郎でさえ、信用と実績を積み重ねてきた訳です。 フリーランスにもまた同じことがいえます。得るべきは仕事よりも先に信用です。小さな信用の元に小さな実績を積み、少し大きな信用を得るという連続が必

フリーランスと税金

会社員の方の所得税や住民税、厚生年金、社会保険料といった税金の類は、会社が計算して毎月納めてくれています。個人で加入する生命保険や住宅ローンによって納める金額は変動しますが、そこは年末調整で帳尻合わせしている訳です。 一方で、フリーランスはこれら税金関係を自分で納めなければなりません。 どのようにして納めるかは別の機会にして、私はフリーランスとなってから納税について深く考えるようになりました。 なにせ、必死に稼いだ売上げから支払うのですから! 会社員時代、源泉徴収された給与明細を見る度に「結構引かれるもんだな」と思ったものですが、会社が自分の代わりに計算してくれることも、給与所得控除(会社員の経費に相当する金額を所得税の対象から除外してくれる)も有り難いことだったのだなぁ、としみじみ思います。 しかし、プラスなことも勿論あります。 まずは、税金に対する意識がグンと上がったことです。納税している自覚がある分、自分の税金がどのように計算されているのか、どれだけ納めているのか、ひいてはどのように活用さらるのか、ということに敏感になりました。 会社員時代

こんな薬局はイヤだ5

特定の薬の説明の時に薬剤師が恍惚とした表情を浮かべる。 どんな薬か分からないですけど、沢山服用すると気持ち良くなるんでしょうか。 この表情、完全に常習者ですよ!というか今すでにトリップしてませんか!? もしこんな薬局があれば、警察と厚生局にご通報ください。医療用麻薬の管理も怪しいので都道府県にも! 違法薬物というとダークな目的から生み出されたものと思いがちですが、必ずしもそうではありません。 例えば、日本の長井長義らによって合成された覚せい剤メタンフェタミンは、当初疲労回復薬として売り出されました。しかし、強力な依存性や幻覚などを発現することが判明し、市場からは姿を消しました。一方、闇の世界ではシェアを拡大し今日ではアッパー系ドラッグの最高峰として珍重されています。とても皮肉なものです。 覚せい剤は、非常に強い「精神依存」と「身体依存」を発現します。一度でも手を出したら最後。まさに「ダメ、絶対」なのですが、逮捕された某女優も件のイメージキャラクターだった過去がありながらもシャブ中への道を辿ったわけです。 時に痩せ薬として、時に媚薬としてあの手この