今、あなたの周りに存在するリソースを活用することを考える。

2月の熊本城マラソン2020に向けて、一応毎週末のロングランは死守できています。 今日は菊陽町にある「鼻ぐり井手」経由の20km。 ここは加藤清正公が治水工事(設計)したという面白いところです。 加藤清正が肥後国主として熊本北部を拝領したあと、自国の米の殖産のために下流の託麻、益城、合志の3郡の田に水を引くために、立野に取水口をつくったそうです。 大津町では上井手として大地を潤しましたが、菊陽町に入った所(馬場楠)では阿蘇の火山灰が堆積してしまう事があったという事です。 そのため、火山灰を流すために作ったのがこの大きな堰です。 阿蘇の火山灰が沈殿するので、付近の住民の方々はそれをさらえていた(除去していた)のですがそれがなかなか大変です。 加藤清正は、その問題を解決するために「水の渦の作用(力)」を利用するという方法を思いつきました。 それは、川底に仕切岩盤を残し、水の通る下辺にはいくつかの穴を左右交互にくり抜き、一つの穴から出た水は必ず壁につきあたり渦巻くようにしたのです。 その結果、流れてくる火山灰は水流によって舞い上がり、底に堆積することな

これからの創知堂の取り組みについて考えてみました。

少し自分の事を考える時間をつくりました。 今年は視覚会議®をそれらをいくつかの団体で活用してきたこともありますので、そのやり方でやってみます。 視覚会議とは←ここを参考にしてください。 本来のやり方(チームファシリテーション)とは違い自分との一人会議形式ですから、早速ホワイトボードに書きこんでいきます。 真ん中にテーマ「これからの創知堂」を書き、そのキーワードで思いついた事をランダムに思考マップ形式で発散させました。 ・・・・ いろいろと書きこんでいくと際限がないので、ある程度ボード内の空間が埋まった所で終了です。ここまで約10分。 まだ1周目だからか、それほど新しい視点は出ていない感じもしますね…(汗) 次は、これらを眺めながら関連付けをしていきます。 例えば、 1.(時計の5時位置にある)「ブログの定期更新」は、(時計の7時位置にある)「日常」的業務にする必要がある。 2.(時計の3時位置にある)「視覚会議などのファシリテーション」で(時計の2時位置にある)「NPO支援」のビジョンメイキングをサポートできる。 という感じです。 ある程度すべて

合意形成の時には、場の空気を大切にしつつも、場の空気を読みすぎてはいけない。

昨日、菊陽町のNPO法人 One Field様のビジョン策定のお手伝いをしてきました。 One Field様は、菊陽町を拠点として「子ども達の健全育成や地域活性化」に取り組んでいらっしゃいます。 NPO法人としての活動のやりがいと難しさの中で「設立から5年を経た今、改めて自分たちのこれからの方向性をきちんと考えたい」という相談を受けましたので、創知堂がそのお手伝いをさせていただきました。 組織のビジョン策定のためには、参加するメンバーの合意形成が不可欠です。 しかし、参加メンバーの志が高ければ高いほど、合意形成に時間がかかるという事も発生します。 一つの会議に時間をかけてもあまり効果が無い場合が多いです。 私なら、一つの会議に時間をかけるよりも会議の回数を増やします。 それはさておき、短時間で参加者の満足度の高い合意形成のために、今回は視覚会議®BASICを活用しました。 視覚会議®BASICは、株式会社ラーニングプロセス様が開発した「答えがないやっかいな問題の解決に向けて短時間に合意形成ができるメソッド」です。 参加者がイメージしている「個別の

「手法」は使い続けて「習慣化」させることで身につきます。

昨夜は大津町商工会様主催で「経営に役立つ発想法セミナー」という話をしてきました。 参加いただいた皆さまは大津町で事業を営んでいる方々です。 発想は問題解決のために必要なプロセスで、その力を上げるためには自分の経験的なモノの考え方だけではなく、いくつかの手法を身につける事が役に立ちます。 アイデアは困った時の知恵ですから、本当に困った状態に追い込むことでひらめく事が多いです。 つまり、自分が困っていないのに「なんかアイデア無いか?」と問われても出てこないわけです(汗) もちろん、そこからその相談相手といろいろな分析やら観察をやっていく事で「疑似困った状態」に自分を置いてアイデアを発想することはありますが…。 前半は一般的な(知っておきたい)発想法として「ブレインストーミング」と「SCAMPER」の解説とミニワークを 後半は、矛盾を解決するための「TRIZの発明原理」を、ビジネス場面で活用する方法の解説とミニワークをやりました。 解説で理解できたとしても、それを使う場合にはなかなかハードルが高いようです。 「知っている」とか「わかった」とかと、「使え

あなたが抱えている問題を両面から見る視点を持つことが「逆に考える」ということ。

自分(あなた)が抱える問題を解決したいと思う時に、あなたはどういう事を考えますか? 何か問題解決を考える時に、どちらの方からそれ(問題)を考えるかという視点は重要だと思います。 例えば、自分が与えたいモノを起点にするのか、相手が望むものを起点にするのかでは、多分そこで見える景色は違うのではないでしょうか。 そこにあるギャップやミスマッチから「新しいアイデア」や「イノベーション」が起きると思うのですが、それは両方から景色を見てこその話だと思いますし、どちらか一方だけからしか見えない(見ることができない)場合は、すこし不幸な結果になるような気がします。 アイデアを考える時に「逆にする」というヒントは古くからありますが、そこで問題になるのは「何を逆にすればいいのか?」という事ではありませんか? 仕事のやり方や商売の仕方などプロセスを逆にするのもありますし、寒い時にアイスクリームを売るとか商品の常識を逆にするという考え方もあります。 視点(見る方向)を逆にすることも大切です。 例えば「町おこし」の場合、自分が住んでいるところの特産物を起点にすることがあり

あなたのひらめきの瞬間は?:第14回大津アイデア塾

昨日、第14回目の大津アイデア塾を行いました。 この会は、熊本市郊外にある大津町(私が住んでいる町)の地域ポテンシャル向上にお手伝いできることはないかという思いから始めたものです。 これまで、アイデア発想の基本である「ブレインストーミング」、「SCAMPER」や「シックスハット法」について学びつつ、肥後大津駅南口のバス待ち滞留人口問題やドローン活用方法などをテーマにして、色々なアイデア発想の体験をしてきました。 14回目となる今回は「自分がひらめきを得た瞬間」をテーマに取り上げてみました。 それが簡単なものなのか困難なものなのかは関係なく、誰でも何かの問題に当たったことはあるでしょう。 人生は問題解決の連続です。 極論すれば、毎日が問題に満ちているといえます。 今回参加してくださった6名の方々それぞれの「問題解決=ひらめきの瞬間」を思い浮かべてもらい、その時の状況を話し合う事で更なる自分のアイデア発想につなげようという考えです。 アイデアが生まれる場所としては「寝室」「お風呂」「乗り物」が良いと言われます。 参加者の「ひらめきの瞬間」にもそうした

創造性を磨き上げるための素養としての仏教について勉強会をしました。第13回大津アイデア塾

昨日、13回目の大津アイデア塾を行いました。 この会は、熊本市郊外にある大津町の地域ポテンシャル向上にお手伝いできることはないかという思いから始めたものです。 これまで、アイデア発想の基本である「ブレインストーミング」をはじめとして「SCAMPER」や「シックスハット法」について学びつつ、肥後大津駅南口のバス待ち滞留人口問題やドローン活用方法をテーマに、実際に色々なアイデアを出すことを行ってきました。 今回はすこしこれまでとは方向性を変えて、創造性に関連性があるという研究結果も出ている「仏教」についての話を、高野晃成さんに話していただきました。 髙野さんは、佛教大学で「仏教文献学」を専攻されており、仏教の思想哲学を研究されていたそうです。つまり、お経を「唱える」ものではなく「分析する」研究対象とした取り組みです。 とはいえ、仏教の経典などについて読むということに変わりはないのですから、その中から初心者でもとっつきやすい仏陀のエピソードなどを紹介していただきました。 「天才バカボンは、仏教的な背景を持った漫画だった!」とか、仏陀が滅する前に「スーカ

問題を起こしているシステムや改善しようとしているシステムを観察して利用できるものを探してみる。TRIZの最小問題。

何らかの問題が起きた時には、その問題を解決するために「優れたアイデア」が求められます。 では、優れたアイデアって何でしょう? 今抱えている問題をできるだけ早く解決できる方法? 今抱えている問題を斬新なしくみで解決する方法? ・・・・ 私が得意にするTRIZには、「最小問題」と「最大問題」という2つの解決方針(定義?) が存在します。 最小問題とは、今のシステムを構成している要素を活用して問題解決を目指すモノです。 最大問題とは、そういう制約条件をすべて外して問題解決を目指すモノです。 最小問題で解決策を考えるという事は、今のシステムを構成している要素のリソース(使われていない物体やその属性)に着目して活用するという事を目指します。 例えば、クイズなんかでよく使われる例として、「部屋で火災が起きたときにどうやって逃げる?」みたいなことですね。 シーツを水で濡らしてつなげてロープ代わりにする。 シーツは、本来ベッドで使うもの。 部屋の中にロープなんておいているわけがない。 だからこそ、シーツが持つ「長さ」や「強度」という属性を使って問題解決をする。

木を見て森も見る事は問題解決につなげるための第一歩です。:TRIZのツール「マルチスクリーン」

アイデアは問題解決のために出します。 だからアイデアを出すためには、その問題を起こしている根本的な原因を掴まねばなりません。 実は、そこがつかめていないために「 良いアイデア= 解決につながるアイデア」 が生まれない場合が多いのです。 鼻水が出たから鼻水を止める。咳が出たから咳止め。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ まぁ、よくあるパターンですね。 本当は、鼻水が出たらそれは風邪なにか花粉症なのか、そもそもそれは何が原因なのかを把握して対処しなければ大変なことになります。 その原因を掴むためにTRIZ にはマルチスクリーンというツールがあります。 問題が起きている状態だけに着目するのではなく、時間的な前後関係と空間的な遠近関係を意識的に使ってみましょうと言うことです。 TRIZ ではそれを時間軸を「過去-現在-将来」の3つ、空間軸を「環境-システム-構成要素」の3つの合計9つの画面で記述します。 だから、「9画面法」とも言われます。 TRIZ というと、技術的矛盾や物質-場分析などの「問題をモデル化して考える」というやり方が強調されますが、