「デジタル作画」で絵は上達するのか?

皆さんこんにちは! アニメーターの井元一彰です。 今日のお話は「デジタル作画」で絵は上達するのか?です。 結論から申しますと、残念ながらデジタルのみで作画しても、作画技術は効率よく上達しません。 なぜなら「デジタル作画」で使用するペンや描画ソフトは所謂 「道具」に過ぎないからです。 絵の上手い人は、鉛筆でも、クレヨンでも、木炭でも、チョークでも、 なんでも「上手く」描けます。 絵の下手な人は、万年筆でも、油絵でも、なんでも「下手」です。 絵の巧拙(上手い下手)は、どういう風にものを捉えているか、 頭にあるものをどれだけ正確に再現できるかで決まります。 画材はただの「道具」です。 ただの「道具」なら一見するとデジタルでも、アナログでも変わらなさそうですが、 デジタル作画は使用するソフトによって 「描画補正」が効くというのが道具として一番の大きな違いです。 鉛筆で描く線がブレブレな人でも所謂「手ブレ補正」をかければ、滑らかな線を描く事がが出来ます。遠近法のパースもPCが正確に表示してくれます。 アニメーターの作画技術は精密に動かす場合、ミリ単位以下の

アニメーターは「起業」すること。

初めまして、アニメーターの井元一彰です。 このブログを読んで下さっている方は、 きっと「アニメーターになりたい!」「アニメーターに興味がある」という方だと思います。 アニメーター志望の方には、アニメーターになる方法より、 アニメーターとして食べて、仕事を続けることを考えてほしいということを 今回お伝えしたいと思います。 最初に断言しますが、「アニメーターになるのは」簡単です。 資格も試験もありませんので、極端に言ってしまうと鉛筆で線が引ければ、誰でも今すぐになれます。 ただ、なる事は簡単なのですがアニメーターを「続けることは難しい」と言われています。理由の一つに、アニメーターの「働き方」に関する誤解や理解不足があります。 まず、アニメーターは 誰かが仕事をくれる訳ではありません。 もちろん、スタジオに行けば毎月決まった給与が払われるわけでもありません。 病院にいっても、保険証がありませんし 仕事でやらかしても誰も助けてくれません。完全に「自己責任」です。 なぜなら、アニメーターは「個人事業主」だからです。 事業主ですので自分の名前で会社をつくって