端境期の出荷が強み 喜連川温泉なす

さくら市喜連川の農事組合法人喜連川温泉熱園芸組合(村上研一組合長=49)では、温泉の熱資源を活用し、市のブランド品でもある「喜連川温泉なす」を栽培しています。 組合のハウス群は農林水産省の施設野菜省エネルギーモデル団地として設置されました。平均28度の温泉を地中650㍍からくみ上げ、グリーンソーラーによる熱交換機を通し温風に変換します。暖房費は通常の重油ボイラーの約1/7以下で、外気温が氷点下になる厳寒期でもハウス内は12度前後に保たれています。 現在の組合員は6人。総栽培面積は約2㌶で、生産量は年間約200㌧。4割ほどが首都圏に、残りが県内に出荷されます。「道の駅きつれがわ」では「温泉なすのマーボーまん」に加工され販売されています。 露地栽培の夏秋ナスは通常7月から9月が出荷のピークですが、喜連川温泉なすは9月下旬から翌6月上旬と、市場にナスが少ない時期に出荷できるのも強みです。 村上組合長は連棟ハウス約30㌃で「とげなし輝楽(きらく)」を2000本ほど栽培。味の特徴として「温泉の熱で栽培するため皮が柔らかく灰汁も少ない。ナスが苦手な人でも食べ

「トウガラシ生産量日本一」宣言

「大田原市とうがらしの郷づくり推進協議会」は、2年ごとに発表される国の調査をもとに、今年6月に同市の「トウガラシ生産量日本一」を宣言しました。 市のトウガラシ生産は1960年代に全国トップを誇っていましたが、次第に衰退。かつての隆盛を取り戻そうと大田原商工会議所を中心に生産者や加工業者、飲食店などで同会が2006年に発足され、14年目で目標の生産量日本一を達成しました。 生産者グループ「大田原とうがらし生産者の会」の小藤喜一会長は、トウガラシを30aで栽培。このほかに栽培の支援、新規栽培者の拡大、PR活動、市内小中学校でのトウガラシ栽培と七味づくり体験教室、新規就農者のサポートなどを行います。 市内では品種「栃木三鷹(さんたか)」の生産が盛んで、現在189軒、面積18haが栽培されています。3年前には、67軒、生産量20tだったものが、今年は、40tを上回る予想です。小藤会長は「生産者は30代から70代と幅が広く、これからも生産量を増やしていけそうだ」と期待を込めます。 栃木三鷹トウガラシを使った商品も開発され、衣にトウガラシを練り込んだうま辛唐