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『パレット』4号出来ました

『パレット』の4号(秋号)が完成しました。これで創刊以来4冊目です。『パレット』は季刊ですから、早くも1年が経過したことになります。

4号の特集は「『1点』を深く見る」としました。ひとつの作品をじっくり見るとき、さらっと見ただけではわからないことが見えてきたりしますよね。この特集では、そういう見方を試みました。

題材にしたのは、編集部がこれまで出会ったなかから厳選した7作品。

・長谷川潾二郎 《猫》 宮城県美術館

・加山又造 《富岳》 フジヤマミュージアム

・ジョヴァンニ・セガンティーニ 《アルプスの真昼》 大原美術館

・ヘーラルト・ダウ 《シャボン玉を吹く少年と静物》 国立西洋美術館

・ピエール・ボナール 《薔薇色のローブを着た女》 ヤマザキマザック美術館

・ジェームズ・タレル 《ブルー・プラネット・スカイ》 金沢21世紀美術館

・照屋勇賢 《結い、You-I 》 佐喜眞美術館

というラインナップです。選定には思ったより苦労しましたが、結果的に納得のゆくものになったと思っています。

制作中にちょっと嬉しいエピソードもありました。作品画像を掲載するにあたって、加山又造氏の著作権継承者であるご遺族に著作権使用の許諾を申請した際、記事の原稿もご確認いただいたところ、「素晴らしい内容で、とても嬉しい」といってもらえたのです。

ご遺族は、おそらく、これまで数多くの記事をご覧になってきているでしょうから、そうしたなかでとくにお喜びいただけたというのは、私たちにとっても大変嬉しいことです。

情報が洪水のように押し寄せる現代だからこそ、ときに立ち止まって、物事をじっくり掘り下げてみることが大切なのではないかと、編集して改めて感じた次第です。(F)