• マーク・ケイ

【不思議な話】謎の侵入者

Updated: 2018年12月3日




エンタメーテレで先日放送された『北野誠のおまえら行くな。怪異大作戦』最終回『作戦その3「心霊スタジオを検証せよ」』の中で怪異蒐集家の西浦和也さんが語っていた「鳥の足跡」の話は、実は私が体験し西浦さんにお話したものでした。


事の次第はこうです。


5年前の夏に引っ越したマンションに、引越し直後からちょっとした怪異が起こり始めました。


週末に掃除をしようと、モップがけをしていると気になる汚れを発見しました。子供が外を裸足で歩いて、そのまま室内に入って来たかのような、泥の上を歩いた後で室内に侵入した何者かの足跡が時間が経過して乾いた跡のような・・・


廊下の床に顔を近付けてよく見ると、それは子供でも大人のものでもない、なんと3本指の鳥の足跡なんです。鳥類の最も典型的な足指の形に「三前趾足(さんぜんしそく)」というものがあります。つまり、前向きに足指が3本あり、後ろ向きの小さな指が1本ある。この前方と後方の指を使い枝などを掴んで木にとまるわけです。しかし見た目はほぼ3本指に見えます。


この「三前趾足」の全長3〜4cmほどの鳥の足跡が、玄関から入って来てリビングの真ん中まで続いているのです。それだけではありません!なんと廊下の途中で足跡はそのまま壁を縦横無尽に歩き、また廊下に降りてリビングに達していたのです。


最初は「そういえばドアを開けっ放しにしていたことがあるから、その時にスズメか何かが入って来たんだ!まだ家の中にいて出られなくなっていないかな?それとも玄関か、ベランダからすぐに外に出たのかな?可愛いな〜」と悠長に考えたりしていました。何しろ鳥好きですから。


鳥(例えばスズメなどが)室内に迷いこんでいるのならば、餌になるようなものを置いて誘き寄せて外に逃がしてあげなければなどという心配もしました。


しかし、次の瞬間あることに気付きました!


「鳥が壁を歩くわけない!!!」


鳥の足跡に限りなく近いのだけれど、きっとこれは鳥ではないもっと他の原因の汚れなのだと言い聞かせて、玄関から壁を伝ってリビングまで伸びる 鳥の足跡をすぐに拭き取りました。


不思議なこともあるものだな、あの鳥の足跡は何だったのだろう、そう考える日々が数日続きましたが、忙しさからすぐにそのことも忘れ去ってしまいました。


1ヶ月ほどが過ぎた頃でしょうか、外出して帰宅すると廊下が少し汚れているような気がします。よく目を凝らしてみると再びあの鳥の足跡がついているではありませんか!!!


前回と同じように玄関から入り、壁を歩き回り(前回とは違うコース!)、そしてリビング中央まで。歩幅は5cmから10cm。歩くというよりも、スズメが地面をちょん、ちょんと飛び跳ねるような感覚の足跡です。


この「見えない鳥」は入って来る足跡はありますが、出て行く足跡はありません。いえ、歩いてではなく飛んで出て行ったという可能性もありますが・・・


もし本当の鳥だったとしたら、よほど恐れを知らない鳥で、しかも壁に足跡をつける超器用な鳥ということになります。でも大概の野生の鳥は警戒心が強いので、容易に部屋の中に入るようなことはしないはずです。実際にベランダにスズメがやって来ることがありますが、部屋の中で些細な物音がしただけで飛び去ってしまいます。


この鳥は一体何者なのでしょう?


入って来て、出て行っていないということは、この時点で部屋の中に2羽の鳥がまだいることになります。


確かに、引っ越して来て以来、何かの気配を感じることがありました。鳥の足跡がつく廊下の壁越しの部屋がベッドルームです。ベッドは壁に沿うように置いています。


夜、寝ていると壁の向こうから音と気配がするのです。家鳴りともラップ音とも違う音なのです。私自身、霊体験は多い方ですが、そういう時の気配とも明らかに違います。


この気配と音を壁越しに、日々感じ取っていたのでした。


その気配は、鳥だったのでしょうか。

そう言われれば鳥の足音に聞こえなくもありません。


また、リビングのテーブルに物を乗せていると、それが動いたり、移動したり、クルリと弧を描いて回転したりということもありました。特に、食べ物などは顕著でした(もちろん風などは全くありません)。鳥がお腹を空かせて、食べ物を探していたのでしょうか。見えない鳥が食べ物をついばんでいたのでしょうか。それとも戯れていたのでしょうか。


これらの不可解な現象も、何故かちっとも恐怖感はなく「また何者かが悪戯をしているな」という感じで微笑ましい思いさえしていました。


西浦さんにお話しした際には、場所ではなく私自身に関連した現象ではないかとの考察を頂きました。私に関連があるとすれば、尚更気になります。


このマンションには5年間住んでいましたが、短いスパーンでは1ヶ月に1度、長いスパーンでは半年に1度ほど、この鳥の足跡がつく現象が起こりました。以前拭き取った足跡が、再び浮き上がっているわけではない証拠に、微妙に足跡がつく位置が変わっていることも付け加えておきたいと思います。


5年間住んでいたとうことは、何羽の鳥が部屋の中に留まっているのでしょうか?


つい先日、このマンションから引っ越して、今は新居に落ち着いたのですが、実は引越し前夜にも「鳥の足跡事件」が起こったのです。それも今までとは違う極め付けが!


これまでは玄関から入って来て、壁を歩いて、リビングに到達していた足跡が、玄関と壁を飛び越えて、いきなりリビングに!しかも今回は約30cm以上もある特大サイズです!まるでダチョウの足跡のようですが、ダチョウは2本指です。


私が引越しをすることを察知した鳥達が、ラスボスを呼び寄せて、私を引き留めようというのでしょうか。西浦さんとは、今度足跡がついたら写真に収めるお約束をしていたのですが、あまりのことに焦ってしまい、またもやすぐに拭き取ってしまいました・・・


しかし、西浦さんの考察では、私に関連するもの。

とすれば、新居でもこの現象が起こる可能性があるかもしれないということです。

次回、足跡がついた際には、しっかり写真撮影をしたいと思います。


それと、実はもう一つ気になる事があります。

私が住んでいた、このマンションの部屋。

玄関のドアの上部に、何か鋭い物で削ったような「×印」があるのです。

引っ越してきた当初から、この「印」が何を意味しているのか気になっていました。

しかし管理会社には聞きづらく、結局聞かずじまい。

「×印」ですから、あまり良い意味でつける印ではないはずです。


鳥の足跡と関係あるのか、ないのか・・・


余談ですが、住んでいたマンションのある土地一帯は微高地になっていて、縄文から古墳時代の複合遺跡があります。今から40年ほど前に大規模な発掘作業が行われており、集落、漆器、豆や瓢箪などの種子が出土しているのです(この周辺には他にも歴史的にも重要な遺構が発見されており、その中には「最古の王墓」とされているものもあります)。


集落があり、農作物の生産も行なっていたとすれば、当然、祭祀場など神や死者を祀る何らかの施設もあったはずですし、そういうものと鳥の足跡は関係があるのではないかとも想像します。


また、古墳からはよく鳥型の木製品や、埴輪土製品が出土することもあります。このマンション周辺でそういうものが出土したとの記録を見つけることは出来ませんでしたが、発掘されていないだけなのかもしれません。


昔は幼児の死を「トリツバサになった」「トリツバサにする」「鳥に飛ばす」「鳥が飛んだ」という表現をしたといいます(吉成直樹『俗信のコスモロジー』(白水社))。


幼児の葬式はせず簡単に済ませて、墓にも埋めず早く別のものに生まれ変わってほしいという切実な思いから、供養もしなかったそうです。人は生まれ変わると鳥になると信じていた時代です。


神使にも、烏、鶴、鳩、鷺、鶏などがいますし、チベットの鳥葬では故人の遺体をハゲワシなどに食べさせて天へと送り届けようとします。鳥に纏わる不思議な話というと、神様や死者とどうしても結びつけてしまいます。鳥は異界や冥界と、この世を繋ぐ尊い役割を担っています。


大昔には、葬式の次の晩に盆に灰を敷き、翌朝には灰の上に鳥の足跡がつく、これによって死後、見送った故人が鳥になったことを確認していたというお話もあります。私の自宅で起こったことと繋がるような話です。


ご丁寧にわざわざ玄関から入って(壁を歩いて)室内を訪れたのは、神か仏か。真相は謎のままです。果たして新居に鳥は現れるのか。現れた際にはまたご報告したいと思います。


この鳥の足跡は、心身に極端に疲労を覚えるような困難な仕事をしている時、霊的なものを扱う仕事をする時、神社仏閣を訪れる時などと時期を同じくして現れる傾向にあることに段々と気付いてきたので、この鳥は私を守る神の遣いではないか、今ではそんな気がしています。


正体は知るべきではないのかもしれません。



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