検索

#09 商品開発における「商品企画」の仕事

 

どうも、一葉です。

 

9回めの今回は、商品開発における「商品企画」の仕事について、一般的にどんな内容なのかをざっくり話していきます。

 

まず、商品企画とは何か?

 

売れる商品をつくるために、社会や消費者のニーズなどマーケティングをしっかり踏まえた上で、具体的な商品やサービスをつくること。

 

これらを実現するために、主に3つのステップが必要です。

 

ステップ1 取り巻く環境を理解すること
ステップ2 顧客や市場ニーズを把握すること
ステップ3 アイデアを見える化すること

 

 

まずは、ステップ1『取り巻く環境を理解すること』について。

 

 

 

商品企画の担当者のほとんどは、どこかの会社に所属しているはずです。ですので、自分たちの好きなように提案できるわけでありません。

 

必ず、法律や業界ルール、会社の事業が向かう方向など、これらの前提条件を抑えた上で、商品づくりをする必要があります。

 

ここで少し、料理づくりについて想像してみてください。料理を作り始める前に、

 

・何を作るのか?

・何人前を作るのか?

・予算はいくらなのか?

・材料は何を使うのか?

・どこで作るのか?

・誰が作るのか?

・誰のためにつくるのか? などなど

 

さまざまなことを想像すると思います。一つでも条件が違うだけで、できあがる料理って変わりますよね?

 

ですので、商品企画においても、『前提条件=会社が取り巻く環境を理解すること』が不可欠です。

 

具体的な前提条件はというと

 

・市場状況(景気変動、法律、業界トレンドやルール、競合動向など)

・事業計画(会社の事業が向かう方向性、予算計画など)

・自社が持っている資産(技術、設備、人材、ノウハウ、経験、アイデアなど)

 

になります。さらっと書いていますが、いざこれらを調べたり、整理すると結構大変だと思います。ですが、ここでは概要を知ってもらうことが大事なので、「なるほど〜」くらいの感覚で大丈夫です。

 

まず初めに理解すべきことが、だんだん見えてきましたか?

 

 

続いては、ステップ2『顧客や市場ニーズを把握すること』について。

 

 

 

 

ここでは、売れる商品をつくるためのヒントを探る段階になります。つまり、商品企画や商品コンセプトを立てるための材料集めです。

 

まずは、マーケティング目標を決めることです。 

 

・市場や消費者をどう分類するか?

・どんなお客様に買ってもらうのか?

・他者と比べて、自社の製品・サービスの立ち位置(優れている点)はどこか?

 

を明確にすることで、具体的な商品像が見えてきます。

 

 

現在、市場が成熟し、消費者のニーズが多様化しているため、万人向けの商品を開発し、販売することは効果的とはいえません。

 

万人向けを狙って、全てのニーズを満たそうとすれば、商品コンセプトは「平均」に近づきます。つまり、最後に待っているのは価格競争で、継続的なビジネス成長という視点でいうと、あなたの商品企画案は上司から承認をもらえない可能性が高くなります。。

 

ですので、商品企画の中には、マーケティング目標についてしっかり盛り込む必要があります。

 

 

さらに、顧客視点で考えることで、より魅力的な商品コンセプトを見つけることができます。

 

①顧客が感じる価値(買う人が欲しいと思う製品やサービスか?)

②顧客にとっての経費(買う人が納得できる製品やサービスの価格か?)

③顧客の利便性(買う人が製品やサービスを入手しやすいか?)

④顧客とのコミュニケーション(製品やサービスの情報提供だけでなく、売り手と買い手双方のコミュニケーションできるか?)

 

商品企画って考えることがいっぱいだ…と素直に感じたのではないでしょうか?今は、ぬかりなく準備することの大切さに気づいてくれれば十分です。

 

このように、色んな角度から、顧客や市場ニーズを把握する必要があることに、だんだん気づいてきましたか?

 

 

次はいよいよ最後。ステップ3『アイデアを見える化すること』について。

 

 

 

ステップ2までしっかり用意し、商品コンセプト案がほぼ固まっていれば、ステップ3はスムーズに進めることができます。

 

商品コンセプト案に基づいて、具体的に商品デザインのアイデアを出していくことになります。

 

・どんな大きさにするか?

・どんな形にするか?

・どんな色にするか?  などなど

 

もちろんここでも、

 

・他社と比べて、自社が優れている点

・顧客視点で魅力的な点

 

を意識しながら、考えることが大事です。

 

 

また、このステップから、社内の開発者やデザイナーなどと連携することが多く、メンバーから商品コンセプトの付加価値を高めるアイデアが出ることも少なくありません。

 

自分では考えつかなかったアイデアを、商品コンセプトに生かすこともできます。

 

そして、アイデアが固まったら、本格的に商品設計(試作品の制作、生産設計、量販準備など)に移っていくことになります。

 

ここまでくると、ワクワクしてきませんか?

 

 

今回は、商品企画を実現する3ステップ

 

ステップ1 取り巻く環境を理解すること

ステップ2 顧客や市場ニーズを把握すること

ステップ3 アイデアを見える化すること

 

について話してきましたが、ざっくり理解できましたか?

 

次回は、商品が発売されるまでに行う「販売促進」の仕事について話していきます。

198回の閲覧